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【社会】

自衛隊員、許容値に迫る被ばく 大地震直後の2日間

2011年6月17日 19時28分

 防衛省は17日、東日本大震災直後の3月12日から2日間、福島第1原発事故の対応に当たった陸上自衛隊隊員1人の被ばく線量が、82・7ミリシーベルトに達していたと発表した。

 2日間で当時の許容値100ミリシーベルトに迫る80・7ミリシーベルトの被ばく線量となっていたが、防衛省が把握したのは5月末で、事故対応で現場混乱していたためと釈明した。

 隊員は3日目以降は宮城県などで被災地支援を続け、6月16日時点で計82・7ミリシーベルトとなっていた。現時点で隊員の体調に異常はないという。

 原発対応時、東京電力の線量計を携行していたが、同省は被ばく線量の確認を怠り、約2カ月半後の5月末に東電に問い合わせ80・7ミリシーベルトだったことが判明したという。

 同省によると、隊員は40歳代で福島県の郡山駐屯地所属。原発対応に当たった自衛隊員の被ばく線量としては最高値という。

(共同)
 

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