長引くデフレの影響が中高生の懐にも及んでいる。日銀などで構成する金融広報中央委員会が17日発表した2010年度の「子どものくらしとお金に関する調査」によると、1カ月のお小遣いの平均額は、5年前の前回調査に比べ、中学生で8.6%、高校生で5.1%それぞれ減少した。同委は「物価の下落や景気悪化が影響した」とみている。
中学生のお小遣いの平均額は2502円(前回2738円)、高校生は5305円(同5590円)。小学生は、お小遣いをもらっている割合は増えたが、頻度や学年によって金額の増減はまちまちだった。