東北電力は、夜間などに電力を蓄え、需要が高まる時間帯に供給することで電力不足に対応しようと、秋田県に国内最大級の蓄電設備を建設することを決めました。
東北電力は、震災で宮城県の女川原子力発電所や主力の火力発電所が被害を受け、電力の供給力が大幅に落ちていて、復興に伴って、今後、電力不足が懸念されています。このため、秋田県能代市にある「能代火力発電所」の敷地内に、電気をためて必要なときに供給できる蓄電設備を建設することを決めました。この設備には、40台の蓄電池が設置され、5万世帯が一日に使う量の電力を蓄えることができます。出力は合わせて8万キロワットと、こうした設備としては国内最大級だということです。東北電力は、来月から工事を始め、来年1月の運転開始を予定しています。