東日本大震災の被災地に派遣されていた陸上自衛隊第13旅団の主力部隊が15日、3カ月に及ぶ支援活動を終え、司令部のある海田市駐屯地(海田町)に帰還した。
同旅団の各隊は、3月15に同駐屯地を出発して福島県に入り、行方不明者の捜索やがれきの撤去、事故を起こした東京電力福島第1原発の監視活動などに従事した。最大で同旅団全約3500人のうち、6割近い約2000人が派遣されていたという。同県相馬市の避難所となっている中学校では、今後も入浴支援を続ける。
第46普通科連隊長の大元宏朗1等陸佐(51)は、「長期の災害派遣の任務を完遂し、ほっとしている。隊員一人一人に非常に感謝しているし、誇りに思う」。同隊の松尾公人2等陸尉(28)は「活動では津波の恐ろしさを感じたが、帰ってきて広島が平和であることに安心した。現地では住民の方の『自衛隊さんありがとう』という言葉に勇気づけられた」と安堵(あんど)の表情を見せた。【中里顕】
毎日新聞 2011年6月16日 地方版