日本ハム・中田翔内野手(22)が16日、チームとともに神戸から生まれ故郷の広島へ移動。18日からの広島戦(マツダ)に向け、目をぎらつかせた。
「(球場に)親とか来るんだから、いつもと違った気持ちになるのは当たり前やろ」
広島は大阪桐蔭高に入学するまで過ごした生まれ故郷だが、忘れもしない苦い経験がある。2009年6月20日。代打で出場した広島戦(マツダ)で左飛に倒れ、翌21日は出場機会がなく、試合後に2軍降格を告げられた地でもあった。
まさにリベンジ。今季は、5月25日の中日戦から4番を務め、チームトップの33打点をマーク。前夜(15日)は、マイバリカンで五厘刈りにする気合の“儀式”も行った。22歳の若き大砲が、地元広島で“仁義なき戦い”に挑む。(吉村大佑)
(紙面から)