現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. サイエンス
  4. 記事

赤外線天文衛星「あかり」、運用終了 大気圏突入を検討

2011年6月17日21時33分

印刷印刷用画面を開く

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

 宇宙航空研究開発機構は17日、日本初の赤外線天文衛星「あかり」の科学観測を終え、運用を事実上終了した、と発表した。5月下旬から電力異常が続き、不安定な状態になっていた。「宇宙ゴミ」になるのを避けるため、大気圏突入させて燃やすことを目指す。

 あかりは2006年2月に打ち上げられ、全天の96%を遠赤外線を使って観測し、赤外線による宇宙地図づくりを担った。07年8月に主な任務を終了したが、その後も観測を続けていた。

 宇宙機構によると、あかりは、まだ数十キロの燃料が残っており、地球を南北に回る軌道を飛んでいる。放置すると、100年間は飛び続け、他の衛星の障害なる恐れもあるため、安全な最終処理の方法を模索している。

PR情報
検索フォーム

おすすめリンク

向井千秋さんのパートナー、万起夫さんの眼から見た宇宙飛行士向井千秋とは?

日本人宇宙飛行士の野口聡一さんの著作品を集めました。

46年ぶりに日本で見られる皆既日食に備えて…


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内 事業・サービス紹介