NHK静岡県のニュース　静岡放送局

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浜岡配管損傷は溶接ミスか

御前崎市にある浜岡原子力発電所の５号機で先月、復水器の配管が損傷して原子炉内に４００トンの海水が流れ込んだトラブルは中部電力の調べで、別の配管の一部が折れて強い圧力の水蒸気が復水器にかかり損傷したことが原因と見られることがわかりました。
さらに、折れた配管には溶接した際にできたとみられる傷が見つかり中部電力は作業ミスが原因で配管が折れた可能性があると見て詳しく調べています。
中部電力は浜岡原発について菅総理大臣の要請を受け入れて、運転中だった４号機と５号機を先月１４日までに停止させました。
このうち５号機では、復水器の配管が壊れ、原子炉内に４００トンの海水が流れ込むトラブルが起き、中部電力が原因を調べていました。これまでの調査で、壊れた配管はあわせて４３本にのぼり、９０センチ離れた別の配管が折れて強い圧力の水蒸気が復水器に吹き付けて壊れたと見られることがわかりました。
また折れた配管の溶接部分の近くには傷がついているのが見つかったということです。
中部電力は配管を溶接した際に何らかのミスでできた傷が金属疲労を起こして折れたものとみて詳しい原因を調べています。
また、このトラブルで、原子炉の中に入った海水の塩分を除去する作業が行われていて、中部電力は来年３月までに作業を終わらせたいとしています。

06月17日　19時22分

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