今日のことだった

出社はしないが、席をおいてる会社から
電話があり、上司から同僚の死を
知らされた。

あまりにも突然で意味が理解できない
ほどだった。詳しい事情は会社ですら
わからないほど、まだ混乱しているとのこと

ただ、歩行者として歩いていての交通事故
だったとのこと。
しかも、夕方でかけて、帰宅してないという
話からして、ひき逃げだろうと思われる。

20年前から同僚として、組んでいた

年末によいお年をといって別れた
その彼がもうこの世にいないなんて

なんて理不尽なことなんだろう
あまりのショックで涙すらでない

常務すらもう仕事すらできないと
電話口で泣く。

小さい会社にとっては家族のような
そんな付き合いをしてきている
突然、亡くなりましたといって
そうですかと言えるわけもない

残された娘さんはこの春受験だそうで
より痛々しい。

まだ信じられない、彼の死が

信じられないならまだ信じなければいいと
そう思うことにした

そうでないとあさってまでの時間が
とても過ごせない

誠実で真面目でやさしい人だった
せめて、それだけは言いたかった

さよならはまだ言わないよ
信じられないからね

心残りでしょうね、逝きたくないでしょうね
どんなに悔しいでしょうね
本当にひどいことを

突然にそんなことになることなど
誰が知る由もあろうか

その無念さが気の毒でならない
そして、残された人の苦しみを

ご冥福をお祈りしますなんて
ことしか言えないこと
許してね、そしてまだ受け止められない
ことを