【「救う会」と「在特会」の問題に思う事】 流石に、今回は「在特会」(在日特権を許さない市民の会)のだらしなさを指摘しなければならないだろう。
私は、「在特会」とは関係ない。しかしながら草創期の様子も聞いてはいるし、蕨での活動を提案したのも事実ではある。もちろん、蕨での活動に関しては在特会に一番に提案した訳ではなく、大衆運動の実績のある幾つかの団体に提案してたまたま在特会などが受けただけの話なのだ。それも世間で伝えられているように、単に蕨に行って怒鳴っただけではなく、私達はフィリピン大使館に不法滞在者の子供の帰国支援を求める要望書を提出したし、程なくしてフィリピンの外務省の声明として、日本で問題になっている不法滞在のフィリピン人夫婦の娘の帰国に関して拡大した支援をする用意があるという声明が出されたが、その件も含めて、「この不法滞在者の子供を政治的活動の材料にするな」という様な訴えも行っているのだ。
この会も、設立当初はアマチュア研究会の様な感じでスタートするものとして、決して悪い集まりではなかったが、だらしないというか、流されやすいところからか、方向性を誤ったとしか思えない。
例えば、昨年、在特会は代表のブログで、西村修平と弘道会系右翼団体の関与に関して「反社会勢力との関連・・・」として絶縁宣言のような事を、他の2団体とともに行った。私が直接西村に聞いたところでは、弘道会系右翼団体の構成員に手伝ってもらっているのは事実で、その団体は殺人事件を起こすなど「結果を出している分、何も結果を出せていない在特会より偉い」というような回答だった。確かに在特会が、そのような事を聞いて「絶縁宣言」するのは無理からぬ事だと思う。真偽の問題ではなく「暴力団系の右翼団体との関与を確信している」なら付き合わないというのは、一般的に見て理解されるべき事であろう。
しかしながら、その後の対応はだらしがないとしか言い様がない。徹底的に幹部から問題のあるグループとの関連がある人物を排除するでもなく、まあ西村本人が認めているのだから事実事態は撤回しようがないとしても「暴力団と関与してよい」という「任侠右翼宣言」をした訳でもない。
ましてや、最近の活動を見てもその西村修平が主催する秘密集会「毛沢東政治哲学勉強会」に関与していると思われる人物も沢山いるようで、反社会的勢力の介入を本気で排除しようという努力が全く見えない。
日本の問題点は、そうした一度気を許すしたら、だらだらとしがらみに流されて、結局はシラを切るだけとなってしまい、反社会的勢力の問題を放置しているところに問題があるのだろう。
この際、はっきりと、暴力団弘道会系右翼団体や、西村修平の「毛沢東政治哲学勉強会」と、しがらみに流されて、縁を切れずに悪い道から離れれない人達の事は一旦諦めた方が良いだろう。
「暴力団傘下の右翼団体や、極左過激派の事を悪く言うと右翼や極左に糾弾される」として、言わないし、言わない様に指摘する人も結構いるが、それでは拉致問題などは絶対解決しない。かつて「救う会」の地方支部が、朝鮮学校への助成金に関して支出を止める様に運動を起こした事があった。最近では、どこでもそういう運動はあり、朝鮮学校への公金支出に関しては、多くの自治体が廃止しつつあるが、彼等がこの様な運動を始めたばかりの頃は、今とは比べ物にならない様な不安があったに違いない。
正直言って、威勢の良い事を言うのは、やりやすい。昔、極左思想に影響されそうになっている者には「年がら年中『革命』や『国家転覆』などと大声で怒鳴っている者が革命や政変を起こした実例は聞いた事がない、革命や、政変というのは口にしないものが行う事なのであり、毛沢東主義の中国共産党は、国共合作を唱え外国軍の誘致と国民党の打倒に成功し、南ベトナム民族解放戦線は、どう見ても「民族自決運動」を隠れ蓑に共産圏の拡大を実現したのだ」と諭したりしたものだが、そういったもの意外でも、やはり、威勢の良い事を言うのは容易いし、場合によっては「ガス抜き」と敵側から歓迎される事もあるだろう。しかし、資金源を実際に絶つなどの活動は困難を伴い、危険も多いものだ。
しかし、そういった活動が実践されなければ、何も改善しない。
(かなつい)
【報告】「国民社会研究会:中村の電力危機・パチンコ節電に関する見解」をYouTubeに掲載しました。 
動画URL:
http://www.youtube.com/watch?v=Tq_n8gPauU8「国民社会研究会:中村の電力危機・パチンコ節電に関する見解」をYouTubeに掲載しました。 
動画URL:
http://www.youtube.com/watch?v=FRerSUnjo4s5月10日に行った川崎市議会議員・松原成文氏との対談を掲載しました
動画URL
http://www.youtube.com/user/NSNews1?feature=mhum#p/u/6/N4RbgXz59Ww10日の対談を踏まえてのまとめ(PDF)
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