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2011-06-16

とことんまでつきつめて考えると人は変わる


 人間は塀の外で自由に暮らしているときには、自分のことをふり返ってみないし、わかろうとしない。自分の中にもうひとりの自分がいて酷使されていたり、粗末にされていても気がつかない。刑務所は周りから完全に遮断されているからそれがわかる。ひとりになると、自分の中の魂と対話するしかない。簡単にいうと、自分を助けてやることができるのは自分しかいないのだ。とことんまでつきつめて考えると人は変わる。俺は変わった。


【『アメリカ重犯罪刑務所 麻薬王になった日本人の獄中記』丸山隆三〈まるやま・たかみ〉(二見書房、2003年/ルー出版、1998年『ホテルカリフォルニア 重犯罪刑務所』を加筆訂正)】


 人気絶頂の松田聖子が枕営業に訪れる件(くだり)がある。芸能人は商品だ。本人も周囲も価値観が常人とは違うのだろう。勝ち残るためには手段を選ばないってわけだ。アメリカの重犯罪刑務所でルールを学び、のし上がっていった日本人の手記。


 羽振りがよかった頃に一人のウェイトレスと出会う。乙女は歌手を目指していた。丸山は大物プロデューサーに大枚をはたいて曲を作らせプロデビューが決まった。丸山は妹のように可愛がった。全てを失った時、彼女が心の支えとなった。この少女がマリーンであった。


アメリカ重犯罪刑務所―麻薬王になった日本人の獄中記


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