M7超余震のおそれ 三陸沖〜茨城県沖 地震調査委員会

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011060901001134.htmlより、
原発近くの断層でも地震の確率 大震災で全国の活断層を再評価
2011年6月9日 22時30分

 政府の地震調査委員会は9日、東日本大震災を受けて全国の活断層を再評価した結果、(1)福島第1原発に近い宮城・福島両県にまたがる双葉断層(2)「糸魚川―静岡構造線断層帯」の一部で長野県にある牛伏寺(ごふくじ)断層(3)東京都と埼玉県にまたがる立川断層帯―の3カ所で、地震発生確率が高まった可能性があるとの見解を発表した。
 ただ具体的な発生確率は今回の手法では判断できないとしている。震災で地殻が動いたため断層にかかる力が変化したのが理由。シミュレーションの結果、全国の100余りの断層のうち三つが一定の基準値を超えた。
 双葉断層は宮城県亘理町から福島県南相馬市にかけてほぼ南北に延び、福島第1原発からの距離は数十キロ。従来は100年以内にマグニチュード(M)6・8〜7・5程度の地震が発生する確率は、ほぼ0%と推定されていた。
 長さ17キロの牛伏寺断層を含む、糸魚川―静岡構造線断層帯(長野、山梨)でM8程度の地震が30年以内に起きる確率は、これまでは14%と推定された。立川断層帯は30年以内にM7・4程度の地震が起きる確率が0・5〜2%だった。(共同)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110609/t10013433381000.htmlより、
三陸〜茨城沖 M7超余震のおそれ
6月9日 21時56分

政府の地震調査委員会は、3月に巨大地震が起きた三陸沖から茨城県沖にかけての海域では、今後もマグニチュード7を超える大きな余震のおそれがあり、内陸の一部の活断層でも地震の危険性がこれまでより高くなっている可能性があると発表しました。
政府の地震調査委員会は、9日に開いた定例の会合で、今回の巨大地震が国内の地震活動に与える影響などを検討しました。
それによりますと、巨大地震の震源域となった、三陸沖の中部から茨城県沖にかけての海域では、今後もマグニチュード7を超える大きな余震が起きるおそれがあるほか、三陸沖から房総沖にかけての日本海溝に近い沖合では、巨大地震に誘発される形で津波を伴う大きな地震が起きるおそれがあるとしています。
また、内陸の活断層のうち、宮城県と福島県に延びる「双葉断層」と、本州の中央に延びる「糸魚川−静岡構造線断層帯」のうち、長野県の「牛伏寺断層」の区間、それに、埼玉県西部から東京の多摩地域に延びる「立川断層帯」の3つの活断層では、巨大地震の影響で地震の危険性がこれまでより高くなっている可能性があると指摘しています。
地震調査委員会の阿部勝征委員長は記者会見で、「巨大地震から時間がたち、各地の地震の回数は全体的に減ってきているが、どこで地震が起きてもおかしくない状況には変わりがなく、引き続き注意する必要がある」と述べました。
また、今回の会合では、日本周辺の海底で起きる地震の長期的な評価のうち、巨大地震が起きた三陸沖から房総沖にかけての地震をことし秋ごろまでに、東海地震と東南海・南海地震についても来年春をめどに見直していく方針を決めました。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011060900915より、
3断層で地震確率高まる=福島「双葉」、東京「立川」など−政府調査委

 政府の地震調査委員会は9日、東日本大震災の全国106断層帯への影響を分析した結果、宮城・福島両県の「双葉断層」と埼玉県・東京都の「立川断層帯」、長野県の「牛伏寺(ごふくじ)断層」の3カ所が動きやすくなり、地震発生確率が従来の長期評価より高くなった可能性があると発表した。具体的にどれぐらい地震が起きやすくなったかは分からないという。
 また地震調査委は、今年秋までに三陸沖から房総沖の海溝型地震の長期評価に東日本大震災の影響を反映させると発表した。
 さらに、陸上の津波堆積物や海底の地殻変動の調査結果などを積極的に評価手法に取り入れ、来年春までに東南海、南海地震の長期評価を改訂する。両地震は東海地震と連動する可能性があり、新たな長期評価に基づいて防災対策を早急に強化する必要があるという。
 これまでの長期評価によると、牛伏寺断層(長野県松本市・塩尻市、長さ約17キロ)で想定される地震の規模は、同断層を含む「糸魚川−静岡構造線断層帯」が動いた場合にマグニチュード(M)8程度と大きく、今後30年間の地震発生確率も14%と高い。立川断層帯(埼玉県飯能市から東京都府中市、約33キロ)はM7.4程度で0.5〜2%とやや高く、双葉断層(宮城県亘理町から福島県南相馬市、最長40キロ)はM6.8〜7.5程度でほぼ0%。
 双葉断層は放射能漏れ事故が起きた福島第1原発から近いが、地震調査委事務局の文部科学省によると、想定される地震の規模は変わらないため、耐震性評価には影響しないという。阿部勝征地震調査委員長(東大名誉教授)は「科学的根拠に基づき想定できるものは取り入れていこうという決意表明だ。地震がいつでも近くで起きるという備えが必要」と話した。(2011/06/09-21:31)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110609/k10013431821000.htmlより、
茨城・栃木 震度4を観測
6月9日 20時30分

9日午後7時38分ごろ、茨城県沖で地震があり、茨城県と栃木県で震度4の揺れを観測しました。この地震による津波の心配はありません。気象庁の観測によりますと、震源地は茨城県沖で、震源の深さはごく浅く、地震の規模を示すマグニチュードは5.7と推定されています。
各地の震度は、▽震度4が茨城県鉾田市と栃木県真岡市で、▽震度3が福島県郡山市や水戸市、宇都宮市、埼玉県加須市、それに千葉県成田市などでした。また、東北南部と関東、信越それに静岡県の各地で震度2や1の揺れを観測しました。
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