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現代医療 (1)

お早うございます。永松昌泰です。


少し前の記事について、「断薬」に関するコメントがいくつかありました。

実際には、その記事の主題は断薬ではまったくないのですが、
そのせいもあって、
薬についての記述に多少舌足らずのところもあり、
引っかかったのでしょう。


どんな話題であっても、
後でブログを読み直した時に舌足らずだと感じる部分は、
いつも後で加筆修正しています。

ただし、予断をもって曲解をしなければ、
意図は誤解なく十分に通じると思いますが、
多少舌足らずのところはあっただろうと思います。


ちょうど良い機会ですので、
私の現代医療についてのお付き合いや考えを、
少し、シリーズで書いていきたいと思います。

そして、医師から処方された薬について、
どのように考えているのかにも、シリーズの中で触れましょう。


私は小さい時から病気らしい病気というものを、
あまりしたことはありませんでした。

ただ、13歳くらいからでしょうか、
ちょっと不思議な不調が定期的に起こりました。

突然、眼の焦点のところが
ぼやっとし始めて、
次第に広がっていきます。
右側か左側かどちらかに広がり、
やがて視野の半分近くが
大正や明治時代のガラスのように歪んでしまいます。

30分くらい経つと、
視野は次第に正常に戻っていくのですが、
今度は猛烈な頭痛が起こり始めます。
視野の異状が起こる側とは反対側です。

この痛みは、眠ると治るのですが、
当然ながら痛むので寝られません。
七転八倒して、半日後にようやく眠り、回復しました。

そういうことが1年に5~10回程度起こりました。


そのうち、田舎を出て東京の高校(正確には横浜ですが)に行くようになり、
高校2年生の時に、高校の保証人になっていただいていた
慶應の教授の紹介状をもって、
信濃町の慶應病院に行きました。

一日いろいろな検査をした末、
診断名は「点輝性○○○」(覚えているのは点輝性というところだけです)で、
原因は不明だが、血管拡張剤が有効、ということでした。

薬を処方されました。

その薬を処方通りとりましたが、
全身の倦怠感や気分が落ち込むなど、すぐに調子が悪くなりました。
また、症状が起こる頻度も変わりません。


それで、医師に相談すると、
これは原因が不明で、治癒は難しい。
これからはその症状が起こった時にだけ薬をとってください、
ということになりました。

そうしました。
すると、確かに「効果」はありました。

それまでは5~6時間は眠れなかったのですが、
3時間くらいで眠れるようになりました。
ただ、痛みはそのままで、
他に変化はありませんでした。


それで、何となく病院からは足が遠のき、
そのままになりました。


つづく

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コメント (1)

locust:

永松様

それは閃輝暗点といって片頭痛の典型的な前兆症状です。

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2011年06月15日 10:10に投稿されたエントリーのページです。

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