記事入力 : 2011/06/13 15:24:52
韓国の「団塊ジュニア」、男女比不均衡で婚活激化(上)
今年は女性100人に男性119人
来年以降、結婚適齢期の男性が急増し、新婦探しが非常に難しくなりそうだ。本紙が12日に統計庁発行の「2010年人口センサス」(人口住宅総調査=日本の国勢調査に相当)に基づいて結婚適齢期の男女(男性28-32歳、女性25-29歳)の人口を分析したところ、女性100人当たりの男性の数は今年119人で、2012年と13年には123人、14年には119人となることが分かった。
これを実数でみると、来年以降に結婚適齢期を迎える28歳から32歳の男性の人口は、結婚相手となる25歳から29歳の女性よりも36万人多い。その後も2013年には34万人、14人には27万5000人と当面は男性が多い期間が続くため、この期間は花嫁探しが難しくなりそうだ。ちなみに今年は男性が女性よりも19万人、昨年は7万人多かった。
適齢期の女性が男性よりも少ないのは、韓国では伝統的に「男性選好思想」と呼ばれる考え方が非常に強い上、この世代が生まれるころから医療技術の発達により、妊娠中に胎児の性別が分かるようになったためだ。そのため来年以降は婚期を逃した独身男性が増え「姉さん女房」や「初婚男性とバツイチ女性」といったカップルも増えそうだ。
また、女性の半数が大卒以上の学歴を持っているため、都市の低所得層、低学歴、農村男性などが海外から新婦を連れてくるケースも増えるだろう。
漢陽大学のチョ・ナムフン碩座教授(寄付金によって研究活動を行えるよう大学の指定を受けた教授)は「晩婚化傾向が強まる中、新婦不足は統計に基づく予想よりもやや遅れる可能性はあるが、今後5-6年は間違いなく新婦不足が大きな社会問題として注目を集めるだろう」と述べた。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) 2010 The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
- 韓国の「団塊ジュニア」、男女比不均衡で婚活激化(下) 2011/06/13 15:25:01
- 第2次ベビーブーム世代、女性が深刻な結婚難に 2011/06/13 15:27:14
- 【萬物相】第2次ベビーブーム世代の結婚 2011/06/14 14:28:47