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【三重】名張市が前市長を提訴 斎場問題で2億4900万円賠償請求2011年5月26日 名張市が新斎場用地としていた土地の男性所有者(58)が市を相手取り、土地代の残金支払いを求めた訴訟の名古屋高裁判決を受け、3億660万円余を支払った市は25日、富永英輔前市長(75)に2億4900万円余の損害賠償を求める訴訟を津地裁伊賀支部に起こした。 市は先月の臨時議会で支払金を含む3億6190万円の一般会計補正予算案を計上。市は前市長に損害賠償を請求することを提案し、可決された。 斎場建設問題では「名張の市政を考える会」が、富永前市長が不当に高い土地代や移転補償金を支払い、市に損害を与えたとして前市長に支出額の返還を求めた2007年10月の住民訴訟の上告審で、同年5月の名高裁判決が確定した。この判決では市に2000万円余を支払うよう富永前市長に命じ、前市長は支払いを終えている。 今回の賠償請求は、契約額から住民訴訟における適正額と前市長が支払った金額を差し引いた2億2000万円余と市が男性への遅延損害金を支払うのと同じ期間の遅延損害金2890万円余を含む。 富永前市長は「判決に従い正当な支払いを行った。損害が発生するのが分かっていたならば、支払いは亀井利克市長の背任行為に当たるのではないか」とコメントしている。 (安部伸吾) PR情報
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