東京・立川市6億円強奪事件 新たに指示役の暴力団関係者ら3人を逮捕
東京・立川市の警備会社で5月12日、現金およそ6億円が強奪された事件で、警視庁は新たに、指示役の暴力団関係者ら3人を逮捕した。
新たに逮捕された3人は、埼玉県内の中古車関連の会社を拠点としていて、警視庁が家宅捜索を行う予定。
強盗傷害などの疑いで逮捕されたのは、埼玉・吉川市の中古車関連会社の役員・蓑田哲郎容疑者(46)と、山口組系の暴力団員・亀治中 博之(かめじなか・ひろゆき)容疑者(40)ら3人。
この事件は、5月12日未明、立川市柴崎町にある「日月警備保障・立川営業所」に男2人が侵入し、警備員の男性に重傷を負わせ、現金およそ6億円を強奪したもので、警視庁はこれまでに、実行犯の渡辺 豊容疑者(41)ら2人を逮捕している。
警視庁が、実行犯2人の携帯電話の通話記録などを解析した結果、犯行前後に頻繁に連絡をとっていた指示役とみられる男ら3人が、捜査線上に浮上した。
主犯格の蓑田容疑者は逮捕後、「意外だったな」と話しているほか、残りの2人も黙秘と否認で、警視庁は今後、さらに蓑田容疑者らを取り調べて、全容解明を進めるとともに、現金6億円の行方を追っている。
(06/17 11:51)