16日午前6時20分ごろ、福岡県柳川市佃町の建設会社事務所で、出勤してきた男性社員(41)が、木造平屋の事務所外壁にすすが付き、ガラス片が散乱しているのを発見、柳川署に通報した。同署は、火炎瓶が投げ付けられたとみて、非現住建造物等放火未遂と火炎瓶処罰法違反の疑いで調べている。
同署によると、壁に高さ約3メートル、幅約2メートルにわたってすすが付着し、2本分のビール瓶とみられるガラス片と、焼け焦げた布片が落ちていた。事務所は15日午後8時半ごろには全員退社し、けが人はなかった。取材に対し、同社は「トラブルなどはなく、嫌がらせを受ける理由も思い当たらない」と話している。
柳川市では4月12日、指定暴力団九州誠道会(本部・同県大牟田市)系組事務所前に火炎瓶が投げ付けられ、駐車していた車のタイヤが燃える事件が起きている。
=2011/06/17付 西日本新聞朝刊=