社会

周防大島町議会“上関原発建設は認めない”
(山口県)
周防大島町議会は町議会最終日の16日、「安全性の確立されていない上関原発の建設は認められない」とする意見書を全会一致で可決した。周防大島町の6月議会に議員提案された意見書案では「安全性の確立されていない上関原発建設は認められない」として新たな原発建設を凍結し自然エネルギーへ転換することなどをあげている。そして原発の安全神話は崩れたとして国際的な安全基準を早急に作成して示すよう国に求める内容となっている。この意見書案は本会議で採決の結果、全会一致で可決された。大島町議会の荒川政義議長は「町民の今の不安に対する気持ちをきちっと代弁しないといけない」と話している。周防大島町は国が配分する電源立地地域対策交付金の対象地域で上関原発の建設に伴って約12億円が交付されることになっているが、大島町の椎木町長は「交付金をあてにした財政運営をしていないので交付されなくても町の財政には全く影響はない」とコメントしている。
[ 6/16 19:33 山口放送]