社会

二井知事“明確な方針表明は困難”
(山口県)
当初、明らかにするとしていた埋め立て免許の失効も含めた明確な考え方を示せるかどうかは難しいとしている。上関原発建設に向けた海の埋め立て免許に関わる県の考え方について二井知事は、6月議会の議員質問に答える形で考え方を示したいと述べた。会見で二井知事は「22日の議案説明の中ではこの問題について触れない。県議会の中の質問に答えてその時点で私として整理ができた範囲で考え方を示したいと思っている」と述べ、上関原発建設に向けた海の埋め立て免許についての県の考え方について今月22日から始まる6月議会初日の議案説明に盛り込まず、27日から始まる代表質問や一般質問に答える形で明らかにしたいとしている。上関原発計画では県が中国電力に交付した海の埋め立て免許が来年10月に期限が切れるため延長申請が出された場合、県として対応をどうするのか検討している。しかし、これまでの国との協議で免許に関する解釈が示されていないため免許を失効させるかどうか明確な方針を示すことは不透明な状況となっている。二井知事は「国のほうの解釈についての回答がまだ得られていないから得られていない中でどこまで方向性が出せるかとりあえず検討したい」と話している。
[ 6/16 19:32 山口放送]