社会
岩国市長“上関原発計画は白紙に戻すべき”
(山口県)
岩国市の福田市長は16日、上関原発計画に対し「地域の安心・安全が第一だ」として「まずは白紙に戻して議論をすべき」との考えを示した。市議会で福田市長は「上関原子力発電所の建設計画についてはまずは白紙にし議論をすべきと考えている」と述べ、計画の凍結よりさらに踏み込んだ考えを示した。岩国市は上関原発の予定地から30km圏内に由宇町と周東町の一部が含まれている。福田市長は今後、国のエネルギー基本計画が見直されその結果が出るまでは上関原発計画を進めることはできないとの認識を示した。福田市長は「地域の安心安全がまず第一だと考えているので今のままでは進めることはできないということでこのたびはまずは白紙にし議論をすべきだという意味合いで考えを述べた」と話している。一方、岩国市議会も上関原発計画に対する意見書を国や県に出すことで調整していて17日会派代表者会議で内容を協議することにしている。[ 6/16 19:31 山口放送]