中村知事と自民党松山市議団との確執が表面化しています。
中村知事が自民党市議団が出席する会合への参加を拒否していたことが分かり、波紋が広がっています。
自民党県連はきょう、緊急の議員総会を開き、今年の知事陳情について対応を協議しました。
知事陳情は加戸前知事の時代から自民党県連が毎年、県内5つのブロックで開催していて、市長や町長、それに地元議員らが、知事と意見交換を行なってきました。
しかし、関係者によりますと、中村知事が、中予ブロックの陳情について「松山市議会の自民党議員団が参加するなら出席しない」意向を県連に伝えたということです。
これを受け、県連では中予ブロックの陳情から松山市を切り離し、代わりに文書で陳情を行なうことなどを検討することになりました。
松山市議会の自民党議員団は、市の裏金疑惑を追及するなど中村氏が後継指名した野志市長への批判を強めていて、県連内では「報復措置ではないか」という見方も出ています。
市議会自民党議員団の川本光明会長は「イエスマンしか陳情に参加できないとすればおかしい。
県連と対応を協議する」と話しています。