第2次ベビーブーム世代、女性が深刻な結婚難に

 韓国の第2次ベビーブーム世代(1979-83年生まれ、現在28-32歳)の女性は結婚相手の男性の数が少なく、深刻な結婚難にあえいでいる。この年代の女性は、3-4歳上の男性に比べ数が多いためだ。

 統計庁による2010年人口センサスの結果を分析したところ、第2次ベビーブーム世代を含む27-33歳の未婚女性は132万人に達することが分かった。この世代の女性の結婚相手となり得る30-36歳の未婚男性は117万人で、15万人少ない。結婚適齢期の女性が男性に比べ多いという事態は、韓国の人口構造を考えれば異例の現象といえる。

 とりわけ、晩婚化が進むにつれ、30代前半の女性たちの未婚率が大幅に上昇した。

 30-32歳の女性は約117万人に達するが、このうち未婚者は約49万人で、42%を占めている。これは5年前の人口センサスの結果(未婚率23%)に比べ大幅に高い数値となった。未婚の女性の数が、5年前に比べ22万人増えたというわけだ。

 特に、ソウル市に住む30-32歳の女性たちの晩婚化が進んでいる。同市に住む30-32歳の女性の未婚率は55.4%で、全体の半数が結婚していない。これは、同市は学歴が高く収入が多い「ゴールド・ミス」が多いためだと考えられる。同市に住む大卒の30歳の女性の未婚率は77%で、全国平均の69%を大幅に上回っている。

キム・ドンソプ記者(保健福祉専門)

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る