野田佳彦財務相は15日の衆院財務金融委員会で「もし私が首を差し出してそれが成るなら、そうしてもいい」と述べ、公債発行特例法案の成立と引き換えに辞任しても構わないとの考えを明らかにした。
財務相は、法案が成立しなければ発行できない赤字国債について「全体の歳出の4割を占めており、これが通らないのは本当にしんどい」と心情を吐露した。
法案成立のめどが立っていない現状に「批判は甘んじて受けなければならない」と発言。「引き続き丁寧な説明をして理解をいただく責任を果たしたい」と強調した。斎藤健氏(自民)への答弁。
毎日新聞 2011年6月15日 18時54分