2011年6月15日 23時06分   ( 2011年6月16日 02時04分更新 )

東京都、下水の汚泥処理施設を公開

 福島第一原子力発電所の事故後、各地の下水処理施設から高い濃度の放射性物質が検出されていることを受け、東京都は15日、大田区の下水処理施設を公開した。
 公開されたのは、下水処理の過程で発生する汚泥を焼却処分する施設「南部スラッジプラント」で、焼却灰はコンクリートとして再利用されていた。原発事故後、焼却灰から高濃度の放射性物質が検出されたことから、現在は東京湾へ運ばれて埋め立て処分されている。しかし、まだ測定が終わっていない一部の焼却灰は、3か月間放置されたままになっている。
 この日、焼却灰から約5メートル離れた場所で測定した放射線量は1.5〜1.8マイクロシーベルトだった。東京都は、建物の外で計測した大気中の放射線量は0.082マイクロシーベルトで、都内の他の場所と同じくらいのレベルであり、周辺への影響はないとしている。
 汚泥や焼却灰に高濃度の放射性物質が含まれる場合の処理基準はなく、東京都は国に対して基準を早急に示すよう求めている。
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