都が汚泥処分の安全対策説明
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都が汚泥処分の安全対策説明

6月16日 10時51分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京都は15日、下水から出た汚泥の処理施設の内部を公開し、放射性物質が検出されて引き取り手がない汚泥を埋め立てて処分する際の安全対策について説明しました。

この施設は東京・大田区にある下水の汚泥の処理施設「南部スラッジプラント」で、15日、報道関係者に公開されました。この施設が汚泥を処理する際に出た焼却灰からは1キログラム当たり1万5600ベクレルの放射性セシウムが検出され、セメントの材料として引き取る業者がいなくなったため、東京都は、23区内のほかの施設から出た焼却灰と一緒に東京湾沿いの土地に埋め立てて処分しています。施設の中では、マスクをした作業員が焼却灰に水とセメントを混ぜて固めることで施設の外に運び出して埋め立てる際に放射性物質が飛び散らないことが担当者から説明されました。施設の外の放射線量も1時間当たり0.05から0.06マイクロシーベルトと、都内の一般的な数値と変わらないということです。東京都下水道局の黒住光浩部長は「汚泥の処理が厳密に行われ、安全性に問題がないことを理解してほしい」と話しています。