福島県南相馬市が、震災の義援金や仮払い補償金を理由に生活保護を打ち切っていました。

 南相馬市が生活保護を打ち切ったのは、保護を受けているおよそ400世帯のうち、東京電力の仮払い補償金100万円や震災の義援金35万円などを受け取っていたおよそ150世帯です。市によりますと、補償金や義援金の支給が始まった5月以降、対象者と面談し、生活用品や家電購入費など生活再建に使った残りを収入とみなし、6カ月以上生活できると判断した場合に打ち切ったということです。市は、「国の通知に従って処理したが、生活が困窮した場合は再び相談に応じ、受給者の不安を取り除きたい」としています。

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