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<J1>仙台が3試合ぶり勝利 2位に浮上

毎日新聞 6月15日(水)21時34分配信

<J1>仙台が3試合ぶり勝利 2位に浮上
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【柏・磐田】後半16分、ゴールを決めて喜ぶ磐田・前田(左端)=日立柏サッカー場で2011年6月15日、三浦博之撮影
 サッカーJ1は15日、9試合が行われた。仙台は赤嶺の3試合連続ゴールで勝ち越し、開幕からの無敗を10試合に。浦和と引き分けた広島に代わって2位に浮上した。磐田は前田の2ゴールなどで首位の柏に快勝。柏は6試合ぶりの黒星。甲府は後半ロスタイムにハーフナーの得点で均衡を破り鹿島を降した。鹿島は東日本大震災後初の本拠地での試合を勝利で飾れなかった。名古屋は玉田の3試合連続得点などで新潟に勝ち3連勝。J1通算300勝に達した。福岡は神戸と無得点ながら引き分け、今季初の勝ち点を挙げた。

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 ◇仙台・柳沢が活躍 3試合ぶりの勝利

 幾層にも刻まれた年輪がそうさせるのか、一つ一つのプレーが味わい深い。今季初出場の柳沢がいきなり決勝点に絡み、仙台に3試合ぶりの勝利をもたらした。

 後半38分に途中出場でピッチに立つと、その3分後、ゴール右で角田の縦パスを受け、相手DFを背にキープ。自身を追い越した角田に絶妙なタイミングでパスを返し、切れ込んだ角田のクロスが赤嶺の決勝点を生んだ。その後は相手のファウルを誘ったと思えばコーナー付近でキープするなど時間を使い、終了の笛を聞いた。

 無敗の仙台だが、前節までの5試合は1勝4分けと失速気味。引き分けた試合はすべて追いつかれ、この日も同じ展開になりかけたが、チーム最年長の34歳が悪循環を断ち切った。今季京都から加入し、主将に就任した柳沢は4月に左ひざを手術するなど出遅れていただけに「プレーできない悔しさがあったが、けがは仕方がない。チームの雰囲気、いい流れを崩さないよう心掛けた。課題の一つだった試合をしっかりと終わらせられたことは自信にしていい」と第一歩をかみしめる。

 手倉森監督は「国際経験を何気なくチームに落とし込んでくれて、落ち着きが出てくる」と賛辞を惜しまない。10戦無敗と勢いがあるとはいえ、J1に復帰して2年目の「若い」チーム。ピリッと引き締められるベテランの存在は大きい。【江連能弘】

 ○…鹿島は終了間際の失点で東日本大震災後初めてのカシマスタジアムでの試合を白星で飾れなかった。序盤から主導権を握りながら、甲府を崩し切れなかった。後半にはベテラン本山に続き、19歳の柴崎、18歳のイゴールを投入したが、最後に守備のスキを突かれた。リーグ戦初出場のイゴールは「起用されたことは個人的にはうれしいが、勝てずに残念」と声を落とした。

 ○…名古屋のFW玉田が約2年ぶりの3試合連続ゴール。前半28分、右サイドを深く切り込んだ藤本からのクロスに左足で合わせて先制点を挙げた。09年8月から9月にかけて4試合連続得点を挙げているエースだが、その3点目を挙げたのも新潟戦。再び相性の良さを示し、チームを3連勝に導いた。これで今季8戦7発。前日の会見で、ストイコビッチ監督は「(新潟戦で)ゴールを決めてほしいと思っている。それが私からの命令です」と話していたが、期待通りの活躍を見せた。

 ○…金園と前田。磐田ツートップのスピードが、柏の堅守を破った。先取点はパスが流れるところを、金園があきらめずに追いかけて、相手DFからボールを奪ってシュート。2点目は駒野の右からのクロスに前田が飛び込んで合わせた。後半の3点目も、柏が前がかりになるところを、前田がすきをついた。ボールを支配し多彩な攻撃を仕掛けたのは柏の方。しかし、磐田は粘り強く耐えて、FWの一瞬の動きを生かした。


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最終更新:6月15日(水)22時51分

毎日新聞

 

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