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「指紋押捺拒否」記録映画を17日に川崎で上映、人権の「いま」見通す/神奈川

2011年6月15日

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 1980年代に広がった在日コリアンの指紋押(おう)捺(なつ)拒否運動を記録したドキュメンタリー映画「指紋押捺拒否」(84年作品)の上映会が17日、川崎市川崎区の市ふれあい館で開かれる。日本社会にも支援の輪が広がった運動を振り返り、人権の「いま」を見通す。

 当時、在日外国人は5年ごとの外国人登録の際、指紋押捺を義務付けられていた。犯罪者のような扱いに異を唱えたのが在日コリアンだった。映画は当時16歳、横浜の高校に通っていた辛(シン)仁夏(イナ)さんの姿を中心に運動の広がりを追った。日本人と机を隣にする在日2世の少女が流した悲嘆の涙が、日本社会の不条理さを浮かび上がらせる。

 上映後には呉(オ)徳洙(ドクス)監督(69)が制作当時を振り返るトークを行う。呉監督は「在日の『ノー』に対する日本人の共感があって初めて制度廃止につながった。外国人を管理する入管法改正を前に、その意味を一緒に考えたい」と来場を呼び掛けている。

 午後6時半から。日本の植民地下のソウルを撮った貴重な短編記録映画「京城」(清水宏監督、40年)の上映のほか、元川崎市職員の山田貴夫さんによる改定入管特例法を考える講演もある。問い合わせは市ふれあい館電話044(276)4800。


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