福岡県大川市で8日、指定暴力団九州誠道会(本部・福岡県大牟田市)系組幹部の乗用車が別の車から銃撃された事件で、県警が事件後、目撃された襲撃側の車と同型車が同県久留米市内に放置されているのを発見し、押収していたことが捜査関係者への取材でわかった。盗難車で、全焼の状態だった。県警は事件との関連を調べている。
捜査関係者によると、目撃されたのは銀色っぽい乗用車。事件の数日後、同系色、同じ車種の車が久留米市内で焼けた状態で放置されていた。車体は黒く焼け焦げ、タイヤも焼失するなどしており、県警は放火されたとみている。ナンバーも取り外されていたという。
車の所有者は暴力団とは無関係の人物だった。損傷が激しく、指紋鑑定などは困難という。