事件【東日本大震災】宮城沖、大地震の前兆か 震災前22年の「静穏期」 房総、四国沖でも確認2011.6.16 08:33

  • [PR]

[事件]ニュース トピック:地震・津波・地球科学

  • メッセ
  • 印刷

【東日本大震災】
宮城沖、大地震の前兆か 震災前22年の「静穏期」 房総、四国沖でも確認

2011.6.16 08:33

 東日本大震災の震源となった宮城県沖のプレート(岩板)境界付近で、約22年前からマグニチュード(M)4.5以上の地震の発生率が半減する「静穏期」がみられたとの解析結果を、北海道大地震火山研究観測センターの勝俣啓・准教授(地震学)が16日までにまとめた。同様の静穏化は、千葉県・房総沖や四国沖でも認められるという。勝俣准教授は「大きな地震の前兆の可能性もある。地殻変動の変化など今後の推移を注視したい」としている。

 調査の結果、大震災の震源域で最も大きな断層破壊が起きた宮城沖付近では1965年以降、年平均3.0回前後M4.5以上の地震が起きていたが、89年以降は同1.5回程度に半減したエリアが存在することを確認。房総半島沖や紀伊半島付近から日向灘にかけての四国南沖のプレート境界周辺でも90年前後から、ほぼ同レベルの地震の静穏化が認められたという。

 

関連トピックス

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2011 The Sankei Shimbun & Sankei Digital