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【格闘技】KID後押しで山本美憂が復帰2011年6月16日 紙面から
レスリング女子の元世界女王で2004年に3度目の引退をし、再び現役復帰を表明した山本美憂(現姓佐々木、36)=フリー=が15日、東京都渋谷区で会見し、弟で格闘家の山本“KID”徳郁(34)の助言で復帰を決意したことを明かした。世界女王の坂本日登美(30)=自衛隊=が君臨する48キロ級でロンドン五輪をめざす。 妹と弟が導いた復帰ロードだ。09年に妹の聖子(現姓永島、30)が現役復帰。練習パートナーを務めているうちに「もう1度マットで試合をしたい」という気持ちが芽生えてきた。36歳、7年のブランク、そして3児の母。イバラの道であることは分かっていた。どうしても踏み出せない一歩。弟のKIDに相談すると「楽しめよ」という言葉が返ってきた。そのひと言が後押しとなった。本格的な練習は約1年前から始めている。 「これまで楽しいと思ったことはなかったけど、今は厳しい中で楽しいとも思える。絶対に結果はついてくる。五輪は間違いなくついてくる」 ロンドン五輪出場のためには、まず全日本女子オープン選手権(10月、静岡・三島)で、全日本選手権(12月、東京・代々木)の出場権を獲得しなくてはならない。 「五輪は小さいころからの夢。いつか出たいと思っていた。妹(聖子)と頑張ろうと励まし合っている」。引退→復帰を繰り返してきたが、これが最後の挑戦。狙うは姉妹五輪。初戦は7月のカナダ・カップを予定している。 (森合正範) PR情報
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