小倉百人一首競技かるた永世クイーンの楠木早紀さん(左)が母校の中津市大幡小学校でかるたを通じて交流。在校生と対戦した=15日午後
中津市の大幡小学校(佃日出雄校長、685人)で15日、小倉百人一首競技かるた永世クイーンの楠木早紀さん(22)=同市出身=と、5、6年生130人がかるたを通じて交流した。
楠木さんは同校の卒業生。教師を目指して先週から同校で教育実習をしており、今回の交流が実現した。
楠木さんと、楠木さんに競技かるたを指導した守山達夫さん(同市豊田小教諭)が会場の体育館に入ると拍手で迎えられた。佃校長が「先輩にこんな有名人がいるということを知ってもらい、百人一首をやってみようという気持ちになってほしい」とあいさつした。
児童代表の6年の佐野彩里さん(11)、5年の大崎美奈さん(10)が楠木さんと模範対戦。2人は守山さんの主宰するかるたクラブに通っており、楠木さん相手にもひるむことなく、札を取る健闘ぶりを見せた。2人は対戦後に「動きが早くて強かった。楠木さんのようなクイーンになりたい」と笑顔で話した。また、児童たちは5、6人ずつのグループを作って、楠木さんの指導を受けながら競技を楽しんだ。
楠木さんは「何か一つでもできるようになれば自信がつくし、挑戦しようという気持ちが生まれると思う。子どもたちには遊びに、勉強に頑張ってほしい」とエールを送った。
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