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【サッカー】

柏 鉄壁守備崩れ3失点

2011年6月16日 紙面から

◇J1第15節 磐田3−0柏

 首位の柏は磐田に0−3で完敗を喫した。勝ち点22で首位を守ったが、G大阪を2−1で破って2位に浮上した仙台との勝ち点差は2となった。仙台は開幕から唯一の無敗。広島は浦和と引き分けて3位に後退し、横浜MはC大阪を退けて4位を守った。東日本大震災後初の本拠地開催となった鹿島は試合終了直前の失点で甲府に敗れた。福岡は神戸と引き分け、開幕からの連敗は9でストップした。

 J1で首位を快走してきた柏が見せ場すらつくれず、磐田に完敗を喫した。前半19分、磐田のDF駒野が出したクロスに対し、U−22代表の酒井に代わって今季初先発した右サイドバックのDF村上が対応にもたつく。相手FW金園に押し込まれ、5試合ぶりの失点を喫した。

 前節までリーグ最少失点の鉄壁守備陣。しかし、GK菅野が「最初の失点で気落ちしたのか、バタついてしまった」と話した通り、磐田の2トップを捕まえきれなかった。前半45分、後半14分とFW前田にゴールを許し、今季最多の3失点。5月3日の山形戦以来、今季2度目の敗戦。ホームでは初黒星となった。

 「今日の問題はシンプル。本来、柏がやるべきことを磐田にやられてしまった。うちは個人ではなく、チームで連動して戦うチーム。今日はちょっと判断が遅れたり、人任せにしたところがあって、あれではいい守備はできない」

 ネルシーニョ監督が指摘するように、守備陣は判断が遅れ、セカンドボールを拾えない。攻撃陣も相手の鋭い出足の前に、持ち前の精度の高いカウンターも見せられなかった。無得点に終わったのは5月21日の名古屋戦以来で今季2度目。連勝も2で止まった。

 指揮官が「長いシーズンの中で、今日の試合は教訓にしなくてはいけない」と厳しい表情で話せば、FW北嶋も「この負けをシビアに見つめ直したい。自分たちのやり方を信じているし、自信を失うことなくやり続けたい」と、今後の出直しを誓った。 (相原俊之)

 

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