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【プロ野球】

巨人3連敗で借金6 あと1球から…原監督怒り爆発

2011年6月16日 紙面から

巨人−ロッテ 9回の攻撃を渋い表情で見守る巨人・原監督(右)=東京ドームで

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◆ロッテ3−2巨人

 「総括なんてできないねぇ!!」。試合後の会見場に巨人・原監督の怒りを含んだ声が響いた。続いて「3問っ」。質問の数を自ら設定した指揮官は目の前の机を手でたたいた。「バァーン!!」。会見場には再び、大音響が響き渡った。

 指揮官が怒るのも当然だった。勝利を得るまで1アウト。いや、あと1ストライクから試合をひっくり返された。9回、4番手のアルバラデホが伊志嶺にカウント2−2からの5球目のカーブを左翼席に運ばれた。2日連続の背信投球で、逃げ切りに失敗。借金は2008年4月5日以来の「6」。6月以降では、4位でシーズンを終えた06年7月6日以来。ちなみに、パ・リーグの最多借金は楽天の5。パの最下位より、借金が膨らんだ。

 「アルバラデホは今の守護神? はい」。原監督は直接の敗因となった右腕を必要以上に責めなかった。確かに9回に逆転を許した。しかし、真の敗因は貧打。一向に変わらない得点力不足だ。

 高橋由がスタメンから姿を消したこの日は4番のラミレスが2回と4回に2打席連続本塁打。しかし、それ以外の選手からは快音は聞かれない。1点を追う9回も2死から長野が右前打で出塁したが、不調の阿部が右飛に終わり、試合終了。終わってみれば、得点はラミレス一人で挙げた2点のみという低調ぶりだ。

 「ラミレスの本塁打だけ? そうです。そういうことです」。会見が進むにつれて少し気を取り直した原監督も打撃不振にはお手上げの表情。チーム総得点「132」はセ・リーグの最下位。打撃不振に逃げ切れない投手陣。本拠地・東京ドームでは今季4勝11敗と大きく負け越し。交流戦ラストカードの西武戦で好転のきっかけをつかむしかない。 (川越亮太)

 

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