イチゴ栽培が盛んな宮城県亘理町の斎藤邦男町長は3日の記者会見で、姉妹都市の北海道伊達市が亘理町のイチゴ農家を受け入れることになったと発表した。
亘理町によると、イチゴ農家は伊達市でビニールハウス10〜20棟の整備作業に携わった後、同市の気候で生産可能な品種の研究のため試験栽培を行う。栽培技術を確立した後、イチゴを販売して収入を確保する。
伊達市は約10人の受け入れを表明しており、すでに8人程度の農家が伊達市での栽培に意欲を示しているという。住居も伊達市が用意し、早ければ今月下旬に移動する。
斎藤町長は「全面的な支援を頂けることになったので、被災した農家の方々にはぜひ成功してもらいたい」と話した。