'11/6/3
夏の訪れ、とうかさん開幕
広島に夏の訪れを告げる「とうかさん」が3日、広島市中区の円隆寺で始まった。近くの中央通りでは、地元商店街などが企画した「ゆかたできん祭」も開幕。いずれも5日まで開かれ、浴衣姿の市民でにぎわう。
約550個のちょうちんを飾り付けた同寺では、午前9時から檀家(だんか)約60人が境内を清掃した。4日は午後2時50分から、本堂で東日本大震災の復興祈願法要をする。同寺は期間中に約6万人の参拝客を見込む。
中谷本耀住職(60)は「安寧を願う祭り。皆さまが安心、安全に暮らせるよう祈らせていただく」と話した。
ゆかたできん祭は、3、4の両日午後7時半から、メーンイベントの「ゆかたで踊りんさい」がある。
【写真説明】とうかさんのちょうちんが並ぶ円隆寺の境内を掃き清める檀家=3日午前9時50分(撮影・福井宏史)