星野監督、ファンに「やかましいわ!この野郎」

 延長10回、厳しい表情でグラウンドを見つめる星野監督(中央)ら東北楽天ナイン
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 延長10回、厳しい表情でグラウンドを見つめる星野監督(中央)ら東北楽天ナイン

 「交流戦、楽天2-2横浜」(9日、K宮城)

 負けに等しい引き分けだと判断したのか。試合後の、ロッカーから会見場へ向かう途中の廊下で事は起こった。ファンからの「星野さん、あんまり怒らないでくださいよ」という呼びかけに、楽天・星野監督は「やかましいわ!この野郎!」という怒号で返した。

 2点をリードした九回、抑えのスパイアーが打たれて、土壇場で勝利を逃した。だがそれよりも2点を奪った六回、2死二塁から二塁走者の内村が飛び出しけん制死。「勝ち切らない。2死から走者が飛び出す。同じ事を何度も繰り返している!」と、追加点を取るために出した内村のミスに怒り心頭だった。

 大敗だった5日のヤクルト戦、神宮球場のきついヤジにも、ただ黙って聞いていた闘将。一転、鬼の形相で言い返したのは、この試合に勝てなかった怒りの裏返しだ。

 連勝を逃し、11日から交流戦好調の古巣・中日を迎え撃つ。「もう一つ押し切れない」と、ため息で現状を分析した指揮官。新外国人のガルシアが加わっただけに、もう一度切り替えて打線の奮起を待ちたい。

(2011年6月10日)

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