都内100か所で放射線量計測
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都内100か所で放射線量計測

6月15日 11時51分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、市民や自治体の間で独自に放射線量を測る動きが広がるなか、東京都は現状を詳しく把握するため、15日から都内100か所を対象に放射線量の計測を始めました。

東京都は、これまで新宿区にあるモニタリングポストで放射線量を計測し、公表してきました。しかし、市民などが各地で独自に測ったところ、都が公表した値を上回る結果が出たことから、都では現状を詳しく把握しようと15日から合わせて100か所を対象に計測を始めました。計測は同じ条件で行っていて、このうち豊島区の公園では、地面から5センチの高さでは0.07マイクロシーベルト、1メートルの高さでは0.06マイクロシーベルトとなり、これまでにモニタリングポストで測定された結果とほぼ同じでした。都は放射線量の計測を今後1週間ほどかけて行い、結果は翌日の午後、都のホームページで公表するとしています。東京都環境保健課の野口かほる課長は「都民から自分の住んでいる地域の放射線量を知りたいという要望が多かった。同じ方法で各地域を測定し、確かな情報で安心を実感してほしい」と話しています。都では、放射線量を調べたいという市区町村に対し、20日から70台ある測定器を貸し出すことにもしています。