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仙塩・県南の浄化センター、ポンプ復旧

 宮城県は8日、県内3カ所の下水道浄化センターのうち仙塩(多賀城市)、県南(岩沼市)でメーンポンプの復旧作業が完了したと発表した。石巻東部(石巻市)も6月中に一部復旧させる。汚水のくみ上げ能力の確保にめどが付き、県は放流水の水質改善に乗り出す。
 仙塩は5月30日までに全4台、県南は7日に全5台のメーンポンプが稼働した。石巻東部は6月末までに3台のうち2台を復旧させ、仮設ポンプから切り替える。
 県は国の水質基準を超える放流水の水質改善策も公表。仙塩、県南両センターで実施できていない生物処理の代替策として、簡易生物処理を7月上旬に始める。放流水のBOD(生物化学的酸素要求量)は国が緊急的に示した基準(1リットル当たり60ミリグラム)を目標にする。
 被災後、各センターのBODは、下水道法の基準(15ミリグラム以下)の2.6〜10.6倍、大腸菌群数は基準(1立方センチ当たり3000個)に対し、仙塩で110倍、県南で59倍に達していた。


2011年06月09日木曜日


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