2011年6月13日15時25分
焼き肉チェーン「焼肉酒家(さかや)えびす」の集団食中毒をめぐって、チェーンを運営するフーズ・フォーラス社(金沢市)が今月末をめどに清算手続きに入ることが、同社の弁護士への取材でわかった。
弁護士によると、店舗などの保有資産は売却し、食中毒患者への補償に充てるという。補償金の総額は数億円にのぼるとみられ、取引先金融機関などに債権カットに合意してもらうことで、原資を確保したいという。
フーズ社の勘坂康弘社長は今月8日、営業継続を断念するとして従業員約60人に退職を求めていた。