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【プロ野球】

巨人1805日ぶり借金5 6月以降で

2011年6月15日 紙面から

巨人−ロッテ 7回の攻撃を前に円陣を組む巨人ナイン=東京ドームで

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◆ロッテ2−1巨人

 東京ドームに戻ってもベストメンバーをそろえても、巨人打線は目覚めなかった。1回にラミレスの適時二塁打で1点を先制したが、G党の歓声はこの時だけ。延長10回に山口が金泰均に決勝の中犠飛を許し、借金は2008年4月20日の広島戦(広島市民)以来の5。6月以降では06年7月5日の中日戦(東京ドーム)以来、1805日ぶりだ。

 「4番が適時打を打ちながら、いいムードで戦いながら、1点しか取れないというところですよね」。試合後の原監督は“スミイチ打線”に険しい表情。「この上ないスタートを切りながら…」。相変わらずの貧打に嘆き節が再び、口を突いて出た。

 初物に苦しんだ。ロッテの先発は巨人戦初先発の大谷。1回は速攻で1点を奪った。しかし、ここで勢いが止まってしまう。7回は先頭の高橋由が左前打で出塁したが、続く長野が2球目のバントを失敗し、走者は一塁にくぎ付け。なかなか得点が奪えないロッテにつきあってしまった。

 交流戦の負け越しが決定。セ・リーグ全体の負け越しも決まった。そして、気になるのが6月以降の借金5というデータで見え隠れする「06年」というシーズンだ。第2次原政権の1年目だったこの年は4位。交流戦13勝23敗の失速でBクラスに沈んだ。悪夢の再来となるのか。それとも、ここからはい上がるのか…。

 「大谷? いい投手だね。どこが? 俺が打てなかったことだね」。この日無安打の阿部は意気消沈。しかし、原監督はナインの奮起を期待する。「それぞれがまだまだ、準備をしっかりしないといけないということです」。かろうじて3位は維持している。同じ失敗を繰り返すわけにはいかない。 (川越亮太)

 

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