東京電力社員のボーナス明細がネットに掲載され、大きな話題となっている。自身のボーナス明細をインターネット上に掲載したのは自称・元東京電力社員。「少しづつ隠蔽した情報を小出しにしている東電にもいい加減に嫌気が差して来ましたので、少し悩みましたが私が社員だった時の賞与明細を公開します」ともコメントしている。

その人物は自身のブログに写真付きで過去のボーナス明細を掲載し、「今回、東電は38歳で平均80万円程の賞与を半分にする。と言う発表してましたが、そんなのどうせ嘘だと思っていた」とも発言している。以下は、この人物のブログを一部抜粋したものである。わかりやすく数段落に分けて引用した。
 
・今日は多分東電の夏季賞与支給日 (2011年06月08日)
「平成12年当時ですが、私は社内の平均年齢には及びもしない年齢で、単身者ですがこの金額を支給されてました、いつも殆ど全額貯金してましたが。明細が直ぐ出て来ませんので載せませんが、この他にも持ち家貯蓄奨励金と言う、持ち家貯蓄と言う社内預金をしているだけで7、8万円の手当てが別に支給されます。冬季も同様です」

「今回、東電は38歳で平均80万円程の賞与を半分にする。と言う発表してましたが、そんなのどうせ嘘だと思っていたのは、会社と組合で金額を妥結すると社員にその内容が記載されて自分の賞与がいくらになるのか計算出きる紙が配られ個人で査定を除いた金額がある程度計算出来ます。そこには、妥結した金額の平均モデルとして職級、年齢、既婚で子供が2人と言う記載が有ります、今も全く同じかどうかは断言出来ませんが」

「また、今回やけに会社と組合が早く妥協した事にも今だに疑問を持ってます。テレビのニュース等でも、国民の平均の年収って家族をモデルにしていると思いますので、東電の発表は全く信じていませんでした。実際、私の同期で職級は同じで既婚者子供有りの場合は、総支給額は軽く3桁を超えてましたので。以前から、記載していましたがいかに世間に金額を低く見せるかと言う事に対して、非常に東電は知恵を絞るのです」

「1部で平均年収は757万とか載ってますが、私は20代で既に超えていました。只、この年収に関しては技術系と事務系社員では大きな差が有ります。賞与とは違って、給料が技術系社員の方が宿直や作業によって手当が付きますので年収では同期入社でも単身の場合、最大150万以上技術系社員の方が高かった事も有りました。ですので、私は給料明細を載せる事は意味が無いと思いますので公開しません」(引用ここまで)
 
この件に関して東京電力の実態を知ったインターネットユーザーらは「全額寄付しろよ」「東電社員はボーナスと給料返上は当然のこと」、「世の中騙したもん勝ち」、「電力企業のクソっぷりがすがすがしいですね」、「これで電気代値上げするっていうんだから困っちゃうよなぁ」、「そろそろ一揆おこしてもいいと思うぜ」と意見を書き込みしている。

元東京電力社員も、東京電力の体質に関して非常にあきれているようだ。最近は、東京電力社員が「よく考えてから批判するように!! 文句あるなら電気使うな!」と発言したり、テロ行為を彷彿(ほうふつ)とさせる発言をするなど、大きな問題となっている。

参照元: 今日は多分東電の夏季賞与支給日