(6/14)

　人気アイドルグループ・ＡＫＢ４８に、“超大型新人”が加入していたことが１３日、分かった。抜てきされたのは、１６歳の江口愛実（あいみ）。同日発売の週刊誌で表紙を飾り、２０日から放映開始となるグリコ「アイスの実」のＣＭでは、総選挙１位の前田敦子（１９）や大島優子（２２）らを抑えて“センターポジション”に座り、早くもスーパーエースとして君臨している。ネット上では「写真合成によるＣＧ」説も飛び出しているのだが、果たしてその正体は…。

　　◇　　◇

　国民的イベントとなった第３回選抜総選挙からわずか４日。ＡＫＢ４８に新たな激震が走った。新メンバーとして発表されたのは、埼玉県出身の江口愛実。今年２月に１２期生９人の合格が決定し、１２日には１３期生のオーディション開催が発表されたばかりだが、その間に「１２・５期生」として電撃加入していた。

　１３日発売の「週刊プレイボーイ」では、表紙に加えてグラビアやインタビューも掲載。２０日から放映される「グリコ　アイスの実」ではＣＭデビューを果たす。ＣＭでは、前田や大島、高橋みなみ（２０）ら、人気上位の先輩６人を押しのけて、堂々の主役。東京・渋谷駅には「アイスの実」の大量のポスターが貼られ、江崎グリコのＷｅｂサイトでは１４日から新ＣＭが先行公開される。

　ＡＫＢ４８において、「○・５期生」という加入は異例。“神７”の１人、篠田麻里子（２５）が、オープニングメンバーのオーディションに不合格となった後、東京・秋葉原のＡＫＢ４８劇場内のカフェで働いているところをファンの推薦でメンバー入りし、１・５期となったのが唯一の例だ。

　ネット上では、「週刊プレイボーイ」の表紙画像が公開された１０日ごろから話題が沸騰。「ＮＭＢ４８の２期生オーディションから引き抜かれた」などのうわさが飛び交い、さらには「ＣＭ出演メンバーの顔を合成したＣＧで、実在はしない」という説まで飛び出した。

　名前の「江口愛実」は「江崎グリコ　アイスの実」から取った、誕生日の２月１１日は同社の創業記念日、好きな食べ物はアイスで、特技の陸上競技はグリコのマークを思わせ…など、人気絶頂のＡＫＢに突然、加入した１６歳の美少女に熱い視線が注がれている状態。

　江崎グリコは本紙の取材に対し「コメントできません」としたが、ＡＫＢ４８の運営会社であるＡＫＳは「実在しますよ」ときっぱり。ＡＫＢのメンバーは原則、オーディションで採用されるが、「１２期生のオーディションで取れなかったので、急きょ採用しました」と説明した。

　謎のスーパールーキー誕生でさらに話題を集めることになったＡＫＢ４８。これには、仕掛け人のプロデューサー秋元康氏もほくそ笑んでいるに違いない。

（デイリースポーツ提供）