2011年6月13日23時47分
民主党役員会は13日、菅内閣への不信任決議案の採決に欠席した衆院議員15人のうち、13人の処分案を決めた。小沢一郎元代表や田中真紀子元外相ら8人を党員資格停止3カ月、初めて造反した当選1回の5人を常任幹事会による厳重注意とした。欠席の理由として医師の診断書を提出した2人は処分を見送った。
岡田克也幹事長ら執行部は当初、「ポスト菅」を選ぶ代表選で小沢氏の影響力をそぐため、小沢氏本人を除籍(除名)とし、その他の欠席議員全員を代表選の投票権を失う党員資格停止にする方針だった。しかし小沢氏に近い輿石東参院議員会長らが猛反発したため15人を一律に党員資格停止1年とする案で再調整。それでも反対論は収まらず、今回の「大甘処分」に落ち着いた。厳重注意の5人は代表選で投票できる。