2011年6月14日17時13分
静岡市葵区の藁科地区の茶工場が扱う「本山(ほんやま)茶」の一番茶の製茶から、国の基準(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された問題で、静岡県は14日、同地区の別の2工場の製茶も基準を超えたと発表した。
数値は、614ベクレルと602ベクレル。県は、2工場に出荷の自粛と製品の自主回収を要請した。一方で、基準を超えた茶葉でお茶を入れると、数値は5〜8ベクレルと飲料茶の基準(同200ベクレル)を下回ったとして、「健康に影響はない」としている。