地方被災地に新茶を 静岡2011.6.14 01:57

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被災地に新茶を 静岡

2011.6.14 01:57
避難所の被災者らに、急須でいれたての新茶を味わってもらった=6月11日、岩手県山田町の豊間根中学校(県提供)

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避難所の被災者らに、急須でいれたての新茶を味わってもらった=6月11日、岩手県山田町の豊間根中学校(県提供)

 東日本大震災の被災者に香り高い新茶を届けようと、大村慎一副知事らが岩手県を訪れ、大槌町と山田町に静岡茶(牧之原茶、島田茶、掛川茶など)60キロと、急須130個、茶菓子を贈呈した。県茶業農産課では「贈った新茶は、すでに放射能検査の結果が判明し、安全性が確認されたものだけです」としている。

 同時に、県と茶業関係者は、両町の8カ所の避難所で呈茶(ていちゃ)サービスを実施。被災者約千人が新茶を楽しんだ。被災者は「久しぶりに急須でいれたおいしいお茶を飲みます」などと喜び、中には自分の湯飲みやタンブラーを持参して何杯も楽しんでいく人もいたという。

 県の担当者は「被災地のお茶は、ペットボトルかティーバッグだそうで、急須でいれたお茶はとても好評だった」と顔をほころばせた。自ら被災者のためにお茶をいれた両河内茶業会の細川豊会長も、「静岡のお茶をゆっくりと飲んで、元気を取り戻してほしい」と願っていた。

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