平壌でも食糧配給減る、幹部もトウモロコシ粥生活
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮内で比較的きちんとした配給が行われているとされてきた平壌市内でも、最近では15日に5日の配給となっていると伝えられた。
米政府系放送局のラジオ自由アジア(RFA)が14日、中国に滞在している平壌住民との電話取材の内容を報じた。5月に入り配給が減り、幹部の家でもトウモロコシの粥を食べているという。
またこの住民は、2009年11月のデノミネーション(通貨呼称単位の変更)後、米ドルと中国人民元への関心が高まり、平壌の市場では北朝鮮貨幣がちり紙以下に扱われていると伝えた。
コメの価格はデノミ前の倍に跳ね上がり、平壌の松新市場で1キログラムのコメが3000ウォンで取引され、トウモロコシは1200ウォン、めんは1000ウォン台を超えているという。住民は「平壌市民は良い暮らしをしているというのは昔の話だ」と話した。
RFAは、北朝鮮の労働者の月給は2000ウォン程度で、1カ月の賃金でコメ1キログラムを購入することもできないと説明した。
一方、北朝鮮専門インターネット媒体のデイリーNKはインターネットサイトで、北朝鮮住民の購買力が弱まり、5月中旬の平壌のコメ価格は1800ウォンで維持されていると報じている。
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