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【大リーグ】

松井、今季初の4試合連続打点 37歳誕生日にきっちり犠飛

2011年6月14日 紙面から

ホワイトソックス戦の1回、右犠飛を放つ松井(共同)

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 37歳初打席できっちり主軸の役割を果たした。1回1死一、三塁の先制機。ウィリンハムの故障の影響で4番に座った松井が打席に向かう。その5球目。先発ハンバーの投げたチェンジアップが高めに浮いてくると逃さず強振だ。

 「打撃としては悪くない」。打球は、いい角度でライトへ。2年ぶりのバースデー弾かと思わせた当たりは、もうひと伸びが足りなかったが、犠飛には十分の飛距離。三塁走者クリスプを本塁に迎え入れ、09年の7月7日以来2年ぶり、今季初の4試合連続打点を記録した。「ライナー性で強く打てれば良かった」。松井はそう反省も口にしたが、最低限の仕事に納得の様子だった。

 試合前にはこの日誕生日の松井に、日本の報道陣から100人前という巨大ケーキも用意された。ろうそくを吹き消すと「良い1年にしたいですね」と抱負を語り、その様子を見に来たメルビン監督代行は「マツイは37歳になったのか。27歳に見えるけどな」と期待のベテランを持ち上げた。

 監督代行の生み出す明るい雰囲気がチームを変えつつある。この日は惜敗したが、松井も「最近チームに粘りが出てきてるんで明るい材料」と手応えを口にした。新指揮官に主軸として期待され4試合連続打点。37歳になった松井がチームのため、己のため、巻き返しに全力を注ぐ。 (シカゴ穐村賢)

 

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