社会

光市長“現状で原発計画前進はありえない”
(山口県)
光市の市川市長は13日開かれた市議会一般質問で上関原発について「現状では計画が前に進むことはありえない」との認識を示した。光市の市川市長は上関原発建設予定地から20キロ圏内にある自治体の市長として上関原発の是非について問われ「想定外をも想定した抜本的な安全対策を講じるなど揺るぎない安心と信頼が構築されるまでは計画が前に進むことはありえない」と述べた。市川市長はこれまで「原発の是非について述べたこともないし述べるつもりもない」としていた。13日も是非については踏み込まなかったが「国がこれまで示してきた安全の基準に強い疑念を抱かざるを得ない」と述べ、現状では計画を進めることが難しいとの認識を示した。また光市に約14億円配分される原発交付金について議員から「受け取らず、国や県に安全の確保を訴えるべきだ」と問われたのに対し、市側は「もらえるものであればもらい、市民の福祉向上のために活用したい」と述べた。
[ 6/13 19:30 山口放送]