東日本大震災でのアメリカ軍の災害支援「トモダチ作戦」に対し、岩国市長が基地の司令官に感謝状を贈りました。岩国市役所を訪れたのは、アメリカ軍岩国基地の司令官ジェームズ・Ｃ・スチュアート大佐です。福田市長から感謝状を贈られ、災害に苦しむ日本に貢献できて光栄に思うと話していました。トモダチ作戦で、岩国基地は輸送の中継地点として機能し、被災地近くの基地へ救援物資を輸送しました。作戦は今月１日付けで休止しているということです。また、司令官は、トモダチ作戦のため５月に中止された、岩国基地の日米親善デーに代わる基地のイベントを、今年秋の早い時期に計画していることを明らかにしました。親善イベントは日程が正式に決まりしだい、発表するということです。

学校給食に出されたのは賞味期限が４か月も過ぎたシュークリームでした。今のところ児童や生徒たちに健康被害は出ていないということです。期限切れの冷凍シュークリームが給食に出されたのは、萩市内の７つの小中学校です。山口市の県学校給食会が市内の調理場に納入した４４３個のうち、２４０個の賞味期限が２月１０日となっていました。むつみ地区では今月８日に３３個が、田万川地区では３日に１２０個が給食として出されました。今のところ、シュークリームを食べた児童や生徒から被害の報告はないということです。３月の在庫確認で賞味期限切れの商品の廃棄処理せず、出荷するときの確認作業でも見落としたとしています。県学校給食会では再発防止のため、在庫の２，７４４種類の食材の賞味期限の確認を行い、食材の整理と出荷時の確認態勢の見直しを行うことにしています。

光・市長が原発安全性に疑念を表明

福島第一原発の事故を受け、原発計画がある上関町周辺の自治体で議論が活発になっています。光市の市川市長は「原発の安全性について強い疑念を抱かざるを得ない」と述べました。市議会で市川熙市長は「原発の安全性については、現状では強い疑念を抱かざるを得ない。福島第一原発事故を受けて、周辺市町議会では、計画の中止や凍結などを求める議論が活発化している」と述べました。光市は市内の一部が上関原発の建設予定地から２０キロ圏内に入ります。市川市長は、これまで国の定める基準を安全のよりどころにするとしていましたが、「今の状況をみれば計画がこれまでのまま進むとは考えにくい」としました。光市は隣接の自治体に国からの交付金の対象となっていますが、交付金についてはまだ内示前で白紙としています。