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【プロ野球】

原監督がノムさん級ボヤキ 貧打に泣き一辺倒

2011年6月14日 紙面から

ファンに囲まれサインに応える巨人・原監督=JR新大阪駅で(由木直子撮影)

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 あまりの貧打に頭が痛い? 巨人・原辰徳監督(52)が“ノムさん化”してしまった。練習休養日の13日、新大阪駅から新幹線に乗り込んだ指揮官はチーム打率2割2分8厘と低調な打線にボヤキを連発した。

 ベストメンバーがそろっても沢村を援護できなかった悔しさは、そう簡単には消えない。「きのう(12日)の試合は大事だった。相手はエース(金子千)だし、勝てばグッと(勢いをつけて)いけたんだけどね」。過去をあまり振り返らない原監督には珍しい嘆き節だった。

 すべては打線だ。「今のジャイアンツは(良い意味で)自分本位の打撃をすることが大事。相手を見すぎる傾向がある。そういう選手が数人いるよね」。疑いようのない実力を持ちながら、相手の配球や球種を考えすぎて術中にはまる。ストレスがたまるのも仕方がない状況だ。

 こうなった以上は“地の利”を最大限に生かしたい。14日からのロッテ戦、18日からの西武戦はいずれも東京ドームが舞台だ。本塁打が出やすいとされる本拠地でスカッと爆発したいところだが、やはり「本拠地で打ってないからなあ。打ってほしいよね」と強気にはなれない。

 確かに今季東京ドーム13試合でわずか5発(1試合平均0・38本)。内訳は坂本、ラミレスが2本ずつで、残りの1本は東野。重量打線は見る影もない。統一球の影響があるにしても、昨季の64試合124発(同1・94本)と比べれば破壊力不足は明らかだ。とはいえ、残り4戦の交流戦を全勝して何とか借金を返済したい。もっとも原監督は「4連勝? そんな大きなことは言えないよ」と最後まで“泣き”一辺倒だった。 (井上学)

 

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